地盤調査における平板載荷試験とは?

地盤調査における「平板載荷試験」とは、重機などで荷重を加え、建物を支持できる地盤であるかどうかを調査する方法です。多くのメリットがありますが、デメリットもあります。ここでは平板載荷試験のメリット・デメリットとともに、試験の方法について解説します。四国で地盤調査や地盤改良をする際に役立つ内容となっているため、ぜひ参考にしてください。

このページで分かること

  • 平板載荷試験の基本的な仕組みと調査手順
  • 地盤に荷重をかけて支持力を測定する方法
  • 精度の高さや騒音が少ないといったメリット
  • 調査できる深さや範囲に関する制約
  • 他の地盤調査との併用が必要となる理由

地盤調査における平板載荷試験の方法

地盤調査における「平板載荷試験」は、地盤の支持力を正確に調査するために用いられる方法です。そこに建物を支持する力が地盤に十分にあるかどうかを調べます。具体的な調査方法は、以下のとおりです。

  1. 試験を行う深さまで地盤を掘って養生する
  2. 水平器を使って試験地盤を整形して平らにする
  3. 載荷板を地盤に対して水平に設置する
  4. 荷重計と変位計、ジャッキを設置する
  5. 5~8段階に分けて重機などで30分間ずつ荷重を加える
  6. 段階ごとに荷重をかけた際の沈み具合を測定する
  7. 測定データを記録する

平板載荷試験で測定するデータは、地盤に荷重をかけた際の沈下量です。最大荷重が少なければ軟弱な地盤だと判断できるため、地盤改良が必要になります。

地盤調査における平板載荷試験のメリット

平板載荷試験には、次のようなメリットがあります。

  • 精度の高い調査が行える
  • 騒音や振動が少ない
  • 調査時間が比較的短い

騒音や振動が少ないため近所迷惑にならず、精度の高い調査を行えます。また調査時間は約5時間と比較的短時間であるため、手軽に行える地盤調査です。

地盤調査における平板載荷試験のデメリット

メリットだけではなく、地盤調査における平板載荷試験には、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのかをご確認ください。

  • 60cm以上の深さの地盤では調査できない
  • 調査した部分の地盤の状態しかわからない
  • 土質・水位の測定ができない

平板載荷試験では60cm以上の深さを測定できず、調査した部分の状態しかわからないため、実際に建物を建てて十分な強度を得られるのかを判別できません。また土質・水位の調査もできません。

よくある質問(Q&A)

Q1. 平板載荷試験とはどのような地盤調査ですか?

A. 地盤に載荷板を設置し、段階的に荷重を加えて沈下量を測定することで、その地盤が建物を支えられるかどうかを確認する調査方法です。

Q2. どのようなデータが取得できますか?

A. 荷重に対する沈下量の関係から、地盤の支持力や強度を把握することができます。これにより地盤改良の必要性を判断します。

Q3. 平板載荷試験のメリットは何ですか?

A. 精度が高いことに加え、騒音や振動が少なく周辺環境への影響が小さい点、比較的短時間で調査が完了する点がメリットです。

Q4. デメリットや注意点はありますか?

A. 約60cm以上の深さの地盤を調査できない点や、調査した一点の状態しか把握できない点がデメリットです。また土質や地下水位の確認もできません。

Q5. この試験だけで地盤の安全性は判断できますか?

A. 限定的です。浅い部分の地盤しか評価できないため、必要に応じて他の地盤調査と併用して総合的に判断することが重要です。

Q6. どのような場面で活用される調査方法ですか?

A. 比較的浅い地盤の支持力を確認したい場合や、騒音・振動を抑えた調査が求められる住宅地などで活用されることが多い方法です。

まとめ

平板載荷試験は、地盤調査による騒音や振動が少なく、精度が高いため、利用しやすい調査方法です。しかし60cm以上の深さの地盤では調査できず、調査した部分の状態しか分からないため、他の試験と併用することが求められます。メリットもデメリットも把握したうえで、ケースバイケースで調査の実施を検討しましょう。