地盤調査の結果、建物を建てる前に改良が必要であると判断されたら、地盤改良を行わなくてはなりません。地盤改良が必要であるかどうかは実際に調査してみなければわからず、建築物の種類によっては大がかりな地盤改良を必要とするケースもあります。ここでは地盤改良にかかる時間と費用を紹介します。
地盤改良にかかる時間は、どのような工法で改良するかによって異なります。ここでは3つの地盤改良の方法について紹介していますが、大事なのは地盤改良を行う時期です。どの工法でも同じで、天候の良い日を選んで改良を行うようにしましょう。ただし天気はあくまで予測することしかできないため、急に天気が悪くなってしまうケースもあります。その場合でも建物の建築スケジュールに影響が出ないように、ゆとりをもったスケジュールを組むようにしましょう。
比較的浅い層に固い地盤が見つかった場合は、表層改良という工法を用いて地盤改良を行います。セメント系の固化材を混入します。軟弱な地盤が深度2メートル以下の際に行われるため、工事にかかる日数もそれほど長くはかかりません。1~2日程度あれば、改良工事が終わります。
比較的深い層に硬い地盤が見られる、深くまで掘り進めないと硬い層がない、という状態の土地に用いられるのが、柱状改良です。基本的に軟弱な地盤が深度2~8メートル以下の際に行われる工法で、セメント系固化剤と現況の地盤をかき混ぜながらコンクリートの柱を作ります。地中でコンクリートの柱を立てなくてはならないため、工期は1週間程度かかります。3つの工法の中では一番時間がかかる方法なので、余裕を持ったスケジュール設定が必要です。
かなり深くまで掘り進めていかないと硬い層がない、いわゆる軟弱な地盤と呼ばれる土地には、小口径鋼管杭工法が用いられます。鋼管で地中から建物を支えるという仕組みで、地中30メートルまでに地盤補強ができる工法です。地中深くにある硬い地盤に鋼管の杭を打って建物を安定させるという工事で、一見大がかりな工事に見えるかもしれません。しかし、実際の工事にかかる日数は1~2日程度と比較的短いのが特徴です。
地盤改良は、どんな地盤であるかによって採用される工法は異なります。工法によって使用する重機や材料の種類が異なるため、費用も変動するでしょう。予算は相場があるものの、地盤調査をしてみなければわかりません。多めに見積もって確保しておくと、不安なく地盤改良が行えます。
1坪当たり2万円程度が相場だとされています。木造30~40坪で80~150万円程度を見積もっておけば、予算内で収まる可能性が高いです。
1坪あたり5万円程度が相場だとされています。木造30~40坪で100~200万円程度が目安となる予算です。
1坪あたり5~7万円ほどが相場とされています。費用は3つの工法の中では高めで、木造30坪で150~250万円程度が目安となる予算です。
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