地盤調査をする際、雑草がたくさん生えていると確かな調査ができるかどうか不安…と感じる人もいるでしょう。ここは雑草が生えている場合に地盤調査が可能かどうか、調査前に雑草を刈るメリットについて紹介します。
長く放置されていた、更地になってしばらく経っていた土地の地盤調査をしようと思ったとき、障害となるのは雑草です。雑草といっても程度は様々で、高さもそれほどなく柔らかい草しか生えていないような場合もあれば、人間の背よりも高くまで草が成長していて、固い草ばかりが生えているような場合もあるでしょう。
地盤調査の場合、人間が踏んで入れる程度の雑草であれば、特に問題なく行えます。ただしそれ以上の雑草がある場合は、そのまま地盤調査が行えない可能性もあります。地盤調査の当日を迎えたのに、雑草が生えていてできなかった…となってしまうと、再度出直してもらう際に追加費用がかかるケースもあります。
あらかじめ雑草の状態について相談しておき、そのままでも調査が可能かどうか確かめておきましょう。
土地を購入して家を建てるとなると、ご近所づきあいは非常に大切です。事前にあいさつに行く日を設けていても、その日が不在の人とは会うことができません。
しかし雑草を刈るために土地に出向いていれば、通りかかった人が近くの家の人だった…というケースも少なくないでしょう。草刈りをしながら自然とあいさつができ、近隣トラブルの防止にもつながります。これから地盤調査をするために草刈りをしていると話すことで、地盤調査をすることも合わせて伝えられるでしょう。
雑草が多く茂っている土地=誰もお手入れをしていない土地とみなされ、ごみのポイ捨てが増えるといわれています。きれいに管理されている土地だとポイ捨てはしづらいですが、雑草が多く茂って手入れされていない土地となると、ポイ捨てへの抵抗がなくなるのです。
地盤調査をしようと思ったときにゴミだらけでは、調査が不可能になることも。調査前に雑草を刈っておき、ポイ捨てされない土地にしておきましょう。
雑草が生えている土地では、間取りをイメージしづらいものです。しかしきれいになれば、ここにお風呂がきて…ここがリビングで…などと、なんとなく家の完成後がイメージしやすいです。完成後がイメージできれば、地盤改良前の段階から家が建った後が楽しみになるでしょう。
雑草が生えている土地でも、人間が入れるような状態出れば調査は可能です。しかし、雑草は地盤調査に必要ないものなので、できれば事前に刈っておくことをおすすめします。自分で行うのが最もお金がかからない方法ですが、自分で行うとなると手間はかかります。手間をあまりかけたくない…というときは、業者に依頼して草刈りだけしてもらっても良いでしょう。