地盤調査における物理探査とは?

地盤調査では「物理探査」と呼ばれる方法が採用されることがあります。物理探査にはさまざまな種類がありますが、いずれも非破壊で地下の情報を把握できるため、環境への影響が少ない方法として注目されています。

ここでは四国で地盤調査・地盤改良を実施するにあたって知っておきたい物理探査について、特徴やメリットを解説します。

このページで分かること

  • 物理探査の種類とそれぞれの特徴
  • 非破壊で地盤情報を取得できる仕組み
  • 三次元構造の把握など物理探査ならではの強み
  • ボーリング調査など他手法と併用する理由
  • 物理探査の基本的な実施フローと流れ

地盤調査における物理探査の概要

種類

  • 高密度弾性波探査
  • 高密度電気探査
  • 2次元表面波探査
  • 微動アレイ探査
  • 常時微動測定
  • 3次元高密度弾性波探査
  • 3次元高密度電気探査
  • 速度検層
  • 物理検層
  • 磁気探査
  • 地中レーダ探査
  • 重力探査
  • VSP探査
  • 放射能探査
  • 電磁波探査
  • 地温探査
  • 浅層反射法探査
  • 地震探査反射法

物理探査の方法にはたくさんの種類があります。種類によってどのようなデータがどのくらいの精度で得られるかが変わるため、四国で地盤調査や地盤改良を検討しているなら、まずはどの種類の物理探査が適しているか判断しなければなりません。

特徴

地盤調査における物理探査は、単体で採用して解析結果を得ることはできるものの、ボーリング調査をはじめとしたその他の調査結果と組み合わせるのが一般的。なぜなら物理探査だけでは、結果の正確性が低いためです。

しかし他の調査方法と組み合わせれば、物理探査の結果においても、その他の調査から得られた結果においても、相乗効果でより精度の高いデータとなります。そのため物理探査単体で行われることは多くありません。

メリット

  • 非破壊で地下の情報が得られて環境に優しい
  • 三次元構造分布も観察できる
  • 他の調査方法によって得たデータと組み合わせることで正確性を高められる

物理探査は地面を破壊することなく地下の情報が得られる地盤調査方法です。そのため環境に優しい手法として注目が集まっており、昨今の「地球環境保護」の観念に合っていると言えるでしょう。

また観測機材や解析技術が進歩したことから、三次元構造分布の観察も行えます。品質や経済性も高いことから、さまざまな分野で採用しやすい調査法です。経済性に優れていることから、その他の調査によるデータを補填する役割にも適しています。

物理探査の方法

  1. 地盤調査する事業所に問い合わせて情報を伝える
  2. 現場調査する
  3. 見積もりと物理探査仕様書を受け取る
  4. 事業所が調整する
  5. 物理探査する
  6. 調査データを解析する
  7. 解析結果の報告書を受け取る

よくある質問(Q&A)

Q1. 物理探査とはどのような地盤調査方法ですか?

A. 振動や電気、電磁波などの物理現象を利用して、地面を掘削せずに地下構造や地盤の状態を把握する非破壊型の調査方法です。

Q2. どのような種類がありますか?

A. 弾性波探査や電気探査、表面波探査、地中レーダ探査など多くの種類があり、目的や地盤条件に応じて使い分けられます。

Q3. メリットは何ですか?

A. 地盤を破壊せずに調査できるため環境負荷が低く、広範囲の地下構造や三次元分布を把握できる点がメリットです。

Q4. 物理探査だけで十分な調査は可能ですか?

A. 単体でも実施可能ですが、精度向上のためにはボーリング調査など他の調査方法と併用することが一般的です。

Q5. どのような場面で活用されますか?

A. 広範囲の地盤状況を把握したい場合や、環境への影響を抑えながら調査を行いたい場合に適しています。

Q6. 調査はどのような流れで行われますか?

A. 現地調査や計画立案、測定、データ解析を経て報告書が作成される流れで進められます。

まとめ

地盤調査には物理探査と呼ばれる方法があり、調査方法はさまざまです。調査の種類によって得られるデータや精度が変わることもあるため、まずは依頼前に適していると考えられる調査の種類を判別できるようにしましょう。

物理探査は単体でも行えますが、他の手法と組み合わせたほうがデータの正確性は高まります。四国で地盤調査・地盤改良を実施したいと検討しているなら、物理探査も選択肢の一つとして検討してみてください。