地盤改良にはさまざまな工法がありますが、コストを抑えながら品質・強度を確保したい場合には「ピュアパイル工法」を検討してみてください。ここでは、ピュアパイル工法の概要や施工方法、メリットについて解説します。
ピュアパイル工法とは、小規模な建物を建設する際の地盤改良に用いられるものです。施工がスピーディーに進むため工期が短いこと、高い支持力を発揮できることから重宝されています。また腐植土地盤に適用できること、残土が生じないこと、コストを抑えやすいことも魅力のひとつです。
ピュアパイル工法の施工は次のように行います。
基本的な施工方法は、所定の深度までロッドを入れて、セメントミルクを吐出させながら引き抜くという流れです。位置を合わせるステップから柱頭のレベルを合わせるまでに要する時間は約5分で、地盤改良の工法の中でも特にスピーディーに進むことがわかるでしょう。
ピュアパイル工法ではどのような地盤でも改良できるメリットがあります。一般的なソイセメントミルク工法では、腐植土には対応できません。しかしピュアパイル工法であれば土とセメントミルクの撹拌が行われず、セメントだけで杭を作り上げるため、腐植土でも改良可能です。
コストパフォーマンスに優れていることもメリットのひとつです。工期が短く、残土が発生しにくいため、全体的なコストを抑えやすい工法だとされています。残土が発生しないだけでも、残土処理費用を削減できるため、コストを抑えた地盤改良を行いたいと考える場合にも適した工法です。
コストパフォーマンスに優れるものの、品質・強度ともに高いこともピュアパイル工法の特徴です。一般的な柱状改良に比べて杭の直径は細いものの、強度はより優れているとされます。強度が高い理由は、造成される柱がより品質の高いコンクリート柱であるためです。
地盤改良の工法の中には、「ピュアパイル工法」と呼ばれるものがあり、一般的な沿いセメントミルク工法に比べて優れているとされます。工期やコストを抑えやすいにも関わらず、より高い強度が得られる工法です。さらに腐植土でも対応できる点も魅力でしょう。
四国で地盤調査・地盤改良を検討されているなら、ピュアパイル工法を採用している業者を選んでみてはいかがでしょうか。