SFP工法は、地盤改良のための新しい工法です。柱状改良工法と比べて利点があり、一般住宅の地盤改良に適しています。
本記事では四国で地盤調査・地盤改良を検討する際に知っておきたい「SFP工法」の特徴やメリット・デメリットについて解説します。
このページで分かること
SFP工法とは柱状改良工法に代わるとされている新しい工法で、小規模な建築物の地盤改良に適しています。地上3階以下であり、高さが13m以下、延べ面積1,500㎡以下の規模の建物に対して適用でき、一般住宅建設において活用されています。
直径20cmの補強体を地盤の中に造りだす「杭状地盤補強工法」の一種です。補強体はセメントミルクによって形成されており、他の築造工法と比べて品質が安定しているとされています。
SFP工法による地盤改良の主な利点は、支持力が高い点や品質にばらつきが少ない点です。品質の安定感はセメントミルクによって補強体が形成されるため、土を混ぜないことに由来します。柱状改良工法よりも支持力が高いとされるのは、杭の周辺に螺旋状の節が形成されているため、軸径が小さくても周囲抵抗力が高くなるからです。
支持力は高いものの軸径が小さいため残土の排出量も少なく、残土処理コスト削減にも貢献。土を混ぜないことにより腐植土にも対応でき、従来の工法では改良が難しい地盤にも対応できる場合もあります。「建築技術性能証明」を取得しており、工事に対する信頼性の向上にもつながります。
デメリットとして考えられるのは、まず大規模建築物建設に対応できないことです。対応できる建築物の高さや階数、延べ面積が限定的であり、商業施設やビルなど、規模の大きな建物を建てる際の地盤改良法には使えません。またさまざまな土質の改良を行えるものの、補強体の先端部が腐植土である場合は不適合となります。
さらに地盤の中に改良体が残ることもデメリットとなるかもしれません。解体後に新たな建築物を建設する際、残存する改良体が工法の選択肢を制限する場合があります。土地を売却する際にも、改良体があることにより土地の売却価格に影響を与える場合があります。
SFP工法は新しく開発された地盤改良法で、複数の利点があることから注目されています。ただし、小規模な建築物にしか対応しておらず、四国で地盤調査や地盤改良を検討しているなら、デメリットも知っておきましょう。
A. SFP工法(スクリューフリクションパイル工法)とは、地盤内に直径20cm程度の杭状補強体を形成し、建物を支える地盤改良工法です。柱状改良工法に代わる新しい工法として注目されており、主に一般住宅など小規模建築物の地盤改良で採用されています。
A. 地上3階以下・高さ13m以下・延べ面積1,500㎡以下の小規模建築物に適しています。特に戸建て住宅や小規模アパートなどで採用されることが多く、一般住宅向けの地盤改良工法として利用されています。
A. 支持力が高く、品質にばらつきが少ない点が大きなメリットです。補強体はセメントミルクのみで形成されるため、土を混ぜる柱状改良工法より品質が安定しやすい特徴があります。また、杭の周囲に螺旋状の節を形成することで周囲抵抗力が高まり、小さな軸径でも高い支持力を確保できます。
A. はい、比較的残土が少ない工法とされています。軸径が小さいため掘削量を抑えやすく、残土処理コストの軽減につながります。また、周辺環境への負担を抑えながら施工しやすい点も特徴です。
A. 大規模建築物には適用できない点が主なデメリットです。また、補強体の先端部が腐植土となる場合には施工条件に適合しないことがあります。さらに、施工後に地盤内へ改良体が残るため、将来的な建て替えや土地売却時に影響する可能性があります。
A. 柱状改良工法は土と固化材を混合して改良体を形成しますが、SFP工法はセメントミルクによる補強体を造成するため、品質が安定しやすい特徴があります。また、螺旋状の節によって支持力を高められる点や、残土が少ない点も違いとして挙げられます。