地盤セカンドオピニオンでは、地盤調査の行った調査データを再解析し、実際のデータが適切であるかどうかをチェックします。ここでは地盤セカンドオピニオンの意味やメリットを詳しく紹介します。
地盤セカンドオピニオンとは、地盤調査会社が調査したデータ内容を、公平な第三者の立場から再解析し、過剰な改良を行わないためのサービスのことです。
今までは、長年にわたって地盤改良を行う会社もしくは関連会社が調査を実施し、その内容に基づいて地盤改良が行われてきました。ほとんどのケースで、地盤調査会社が調査した結果のみで地盤改良工事を行っています。しかし、地盤改良会社やその関連会社が調査を行う場合、必要以上の改良工事をセットにして、過剰な地盤改良を行うケースが後を絶ちません。
そんな地盤業界に潜む悪習を打ち破るために、地盤セカンドオピニオンは誕生しました。地盤改良を受注しない会社が公平な第三者の立場で調査データを解析することで、過剰な地盤改良を防ぎます。
家を建てる際の予算は、施主それぞれで決まっています。地盤改良工事に費用が掛かると、その分建物にかけられる費用は少なくなってしまうのです。過剰な改良工事が減らせれば、自然と予算には余裕が生まれます。建物にかけられる予算が多くなることで、より良い建物が建てられるでしょう。
地盤改良時に求める地盤の強さは、人によってそれぞれです。地盤改良会社はできる上限までの強さを求めた地盤改良を基本として調査しますが、地盤セカンドオピニオンの場合は1~3までの等級が選択できるサービスを提供しているケースもあります。
希望する等級に合わせた強さを満たすかどうかを判断してくれます。それぞれに適した選択ができるのが特徴です。可能かどうかは依頼する企業によって異なるため、あらかじめ確認しましょう。
地盤改良で使用するセメント固化材料は、人の健康・自然環境に悪い影響を及ぼす可能性がある「六価クロム」という発がん性物質が発生しやすいです。地盤セカンドオピニオンで過剰な改良工事が減らせれば、地球環境も優しいでしょう。地球に負担をかけることなく、地盤対策ができます。
地盤セカンドオピニオンを利用することで、不要な地盤改良が避けられます。最初の調査では大幅な地盤改良が必要と言われていたのに、実際に再解析してもらうと地盤改良の必要がなかった、一部だけの改良で良かった、というケースも多々あり。できるだけ経費をかけずに安全性を確保したいと考える施主・工事主にとって、地盤セカンドオピニオンは重要な判断基準です。
地盤セカンドオピニオンを行う企業の中には品質証明書を発行し、判定した物件に対して引き渡し日より20年間・5,000万円までの損害賠償を設定するサービスを提供している会社もあります。
万が一のときの補償サービスを利用し、積極的に地盤セカンドオピニオンを依頼して不要な地盤改良を防ぎましょう。