地盤改良法のひとつである「DM工法」は、小規模建築物に適した工法で、低騒音・低振動・低コストで施工でき、一定の支持力が得られる点が特徴です。
本記事では四国で地盤調査・地盤改良を検討する際に知っておきたいDM工法について特徴とメリット・デメリットを解説します。
このページで分かること
DM工法とは鋼管杭工法の一種で、杭に先端翼をつけて工事を行うことが特徴です。主に小規模建築物建設の土地に適用でき、適用建築物には次のような条件が設けられます。
適用できる建築物に制限はあるものの、一般財団法人日本建築総合試験所の性能証明を受けており、品質に関する懸念は和らぐと考えられます。
DM工法の利点として、一定の支持力が確保でき、低騒音・低振動・低コストでの施工が可能な点が挙げられます。この工法により、支持力が高く沈下しにくい地盤を形成します。また、騒音や振動が少ないため、住宅密集地でも施工しやすいことも大きなメリットです。さらに、セメントを使用しないことから、周辺環境に配慮した工事を実施できます。
また日本建築総合試験所の証明を受けていることと、生産物賠償責任保険摘要により保証が受けられることは、建築物を長期的に使用するうえで心強いポイントです。保証は10年間で5,000万円までとされています。低コストでありながら保証が受けられ、証明も受けているのであれば、施工に対する懸念が軽減されるでしょう。
※保証の内容や期間は条件により変わることがあります。
地盤改良におけるDM工法にはさまざまなメリットがありますが、適用できる地盤が限定されており、大規模建築物には対応していません。適用可能な地盤は軟弱地盤が深い粘土質と砂質地盤のみ。大規模建築物には対応できないため、商業施設やビルの建設には適しません。
また、建て替え時には杭の撤去が必要となる場合があり、この点も課題とされています。撤去の際には撤去費用がかかるため、トータルのコストが高くなる可能性もあります。
DM工法は地盤改良法として複数の利点があるとされていますが、課題も存在します。低騒音・低振動・低コストで行える環境に配慮した工事である一方、適用できる地盤は限られており、大規模建築物建設には適しません。四国で地盤調査や地盤改良を検討しているなら、DM工法のメリット・デメリットの両方を把握しておきましょう。
A. DM工法(ダブルメタル工法)とは、鋼管杭の先端に翼を取り付けて地盤へ回転圧入する地盤改良工法です。主に戸建て住宅など小規模建築物向けに採用されており、低騒音・低振動で施工できる点が特徴です。鋼管杭工法の一種として、高い支持力を確保しながら施工できます。
A. 地上3階以下、高さ13m以下、軒高9m以下、延べ面積500㎡以下の小規模建築物に適しています。主に一般住宅や小規模アパートなどで利用されており、大規模商業施設や高層建築物には対応していません。
A. 支持力が高く、沈下リスクを抑えやすい点がメリットです。また、施工時の騒音や振動が少ないため、住宅密集地でも施工しやすい特徴があります。さらに、セメントを使用しない工法であるため、周辺環境への配慮につながる点や、低コストで施工しやすい点も評価されています。
A. DM工法は日本建築総合試験所の性能証明を取得しており、一定の品質基準を満たしている工法です。また、生産物賠償責任保険が適用されるケースもあり、条件によっては保証を受けられる場合があります。保証内容や期間は施工会社や契約条件によって異なるため、事前確認が重要です。
A. 適用できる地盤条件が限られている点がデメリットです。主に軟弱な粘土質地盤や砂質地盤に対応していますが、すべての地盤で採用できるわけではありません。また、大規模建築物には対応できず、将来的な建て替え時には杭の撤去費用が発生する可能性もあります。
A. はい、DM工法は低騒音・低振動で施工できるため、住宅密集地でも採用しやすい工法です。周辺への影響を抑えながら施工できることから、都市部や隣接住宅との距離が近い現場でも利用されています。