地盤改良におけるDM工法について

地盤改良法のひとつである「DM工法」は、小規模建築物に適した工法で、低騒音・低振動・低コストで施工でき、一定の支持力が得られる点が特徴です。

本記事では四国で地盤調査・地盤改良を検討する際に知っておきたいDM工法について特徴とメリット・デメリットを解説します。

地盤改良におけるDM(ダブルメタル)工法とは?

DM工法とは鋼管杭工法の一種で、杭に先端翼をつけて工事を行うことが特徴です。主に小規模建築物建設の土地に適用でき、適用建築物には次のような条件が設けられます。

  • 地上3階以下
  • 高さ13m以下
  • 軒高9m以下
  • 延べ面積500平方メートル以下

適用できる建築物に制限はあるものの、一般財団法人日本建築総合試験所の性能証明を受けており、品質に関する懸念は和らぐと考えられます。

地盤改良におけるDM工法のメリット・デメリット

メリット

  • 支持力が高く地盤が乱されない
  • 環境に配慮した工事を行える
  • 騒音・振動が軽減される
  • 低コストで施工できる
  • トレサビリティ機能により保証を受けられる
  • 財団法人日本建築総合試験所の証明を受けている

DM工法の利点として、一定の支持力が確保でき、低騒音・低振動・低コストでの施工が可能な点が挙げられます。この工法により、支持力が高く沈下しにくい地盤を形成します。また、騒音や振動が少ないため、住宅密集地でも施工しやすいことも大きなメリットです。さらに、セメントを使用しないことから、周辺環境に配慮した工事を実施できます。

また日本建築総合試験所の証明を受けていることと、生産物賠償責任保険摘要により保証が受けられることは、建築物を長期的に使用するうえで心強いポイントです。保証は10年間で5,000万円までとされています。低コストでありながら保証が受けられ、証明も受けているのであれば、施工に対する懸念が軽減されるでしょう。

※保証の内容や期間は条件により変わることがあります。

デメリット

  • 適用できる地盤が限られている
  • 大規模建築物には対応できない
  • 建て替えの際には撤去が必要となる

地盤改良におけるDM工法にはさまざまなメリットがありますが、適用できる地盤が限定されており、大規模建築物には対応していません。適用可能な地盤は軟弱地盤が深い粘土質と砂質地盤のみ。大規模建築物には対応できないため、商業施設やビルの建設には適しません。

また、建て替え時には杭の撤去が必要となる場合があり、この点も課題とされています。撤去の際には撤去費用がかかるため、トータルのコストが高くなる可能性もあります。

まとめ

DM工法は地盤改良法として複数の利点があるとされていますが、課題も存在します。低騒音・低振動・低コストで行える環境に配慮した工事である一方、適用できる地盤は限られており、大規模建築物建設には適しません。四国で地盤調査や地盤改良を検討しているなら、DM工法のメリット・デメリットの両方を把握しておきましょう。