一般的な住宅クラスの建物の場合「スクリューウェイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験」が多く採用されています。
土の締まり具合や柔らかさ、全体的なバランスなどを調べるのに優れており、1976年に日本工業規格(JIS)で規定されて以来、現在では9割以上で採用。
先端にスクリューの形状があるロッドを使い、どれくらいの重量をかければ地面に貫入するか等を測定していきます。
作業時間も半日程度で多数の測点を調べられるため、主に住宅などの軽い構造物等の調査に向いています。
一般的には鉄骨造や鉄筋コンクリート造など、木造住宅より重い建物で採用されることが多く、地盤の固さと土質サンプルの両方を見る事ができるので高層ビルもこの試験方法が採用されます。
どちらかといえば硬い層を見つけるための試験方法で、杭の深度もこのデータで決定されます。
掘った穴や採取した土を利用して様々な土質試験などを行う事で精度の高いデータが取れる事から世界標準の試験方法といえますが、測点をたくさん採ろうとするとコストが大きくなってきます。
上記の試験方法とは異なり、掘り出した地盤面に実際に荷重をかけて試験を行います。
道路や山を削った硬い地盤などの建設現場でも広く導入されている試験方法です。
丸い鉄板に重機などを反力として荷重を加えていき、その沈下量を測定することで地盤強度を直接測定することができますが、長期的な沈下量まではわかりません。
微弱な振動を人工的に発生させ、その速さの違いを計測することで土の密度や地盤のバランスを調べる物理探査の一種です。
標準貫入試験の補助調査などにも用いられます。
表面波(レイリー波)試験では精度や土質判定が難しく、重い建物の調査方法には不向きです。
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