地盤調査とは、建物を建てる予定の土地について、地盤の強度や土質を調べる調査のことです。住宅の新築や建て替えを行う際には、建物の安全性を確保するうえで欠かせない工程とされています。
地盤が弱い土地にそのまま建物を建てた場合、地盤沈下や建物の傾き、液状化現象といったリスクが生じるおそれがあります。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、地盤調査の義務化が進められてきました。
地盤調査が事実上義務化されたのは、平成12年(2000年)の建築基準法改正がきっかけです。1995年に発生した阪神淡路大震災では、軟弱地盤の地域で建物の倒壊や沈下被害が多数報告され、地盤の安全性を確認する重要性が広く認識されました。
建築基準法施行令第38条および第93条では、建築物の基礎設計にあたり地盤の状況を把握することが求められています。法律上「地盤調査の実施」を直接義務づける条文はないものの、適切な基礎設計を行うための根拠として事実上必須の工程です。
さらに、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づく瑕疵担保責任保険への加入時には、地盤調査報告書の提出が要件となっています。そのため、新築住宅の建築では地盤調査を実施するのが一般的な流れです。
参照元:総合住宅展示場 TBSハウジング(https://www.tbs-housing.com/column/knowledge-information/ground-survey)
代表的な地盤調査の方法として、以下の3つが挙げられます。
戸建住宅の新築では、コストと精度のバランスに優れたSWS試験が選ばれるケースが多くなっています。
※参照元:小川設備(https://www.ogawasetsubi.com/blog/264.html)
地盤調査が必要となる主なケースは、住宅の新築・建て替え・増築時です(※)。一方、土地の売却のみを目的とする場合には、法的な調査義務はありません。
調査会社を選ぶ際は、地盤保証制度の有無や調査報告書の発行対応、有資格者の在籍状況を事前に確認しておくことが大切です。
※ただし増築の場合、増築面積や地域によっては不要なケースもあるため行政への確認が必要です。
地盤調査は2000年の法改正以降、事実上義務化されており、住まいの安全を守るために欠かせない工程です。新築や建て替えを検討されている方は、信頼できる調査会社へ早めにご相談されることをおすすめします。